ティーチャーコースで学んだバガヴァッドギーターについてです。
先生は、バガヴァッドギーターはモチベーションを高めるために
問題に対する解決策として、自らの責任について学ぶのに
とても良い本だと紹介されていました。
「今、目の前の事を全力ですること。」「結果に執着せず行為を行うこと」などが
聖者クリシュナとアルジュナとの間で語られている物語。
それがバガヴァッドギーターです。
バガヴァッドギーターは「マハーバーラタ」というとても長い物語の中の
一部なので、読み始める前にすこし解説が必要かなと感じています。
私も最初のティーチャーコースで読んだ時には、まったく意味が分からず。
ただレポート課題を出すために、読んだという記憶があります。
FLOW ARTSでの300時間のティーチャーコースでは、戦争が場面設定である背景や、
バガヴァッドギーターを読み始める前の説明も詳しくあったので、
分かりやすく学ぶことが出来ました。
バガヴァッドギーターとは何か?
紀元前2世紀~2世紀までに成立したと言われるヒンドゥー教の聖典のひとつ。
(成立年度の差はインドでは、小さな範囲ですよ)
インドの叙事詩「マハーバーラタ」の中の一部で
18章 700行のスローカから成る。
作者は、聖者ヴャーサだとされています。
言葉の意味は?
「バガ」は全宇宙すべてのこと。
⇒ 「バガヴァン」は全宇宙すべてを持っている人のこと。
「ヴァーン」とはすべてを持っている人
「ギーター」 詩のこと。
そこから「バガヴァッドギーター」神の詩と訳されています。
サンスクリット語の教義的な意味は?
Bhagad Gita
Bha = 献身 bhakti
ga = 知識 jnana
va = 離欲 vairagya
d = 優しさ daya
gita = 詩
まとめ
全宇宙を「支配する」神 ⇒ ヴィシュヌ神の化身であるクリシュナと、
彼の幼馴染であり、友人でもあるアルジュナとの対話の話。
献身的な心、真実の知識、結果に対する執着を手放すこと。
人間が本来持つ優しさや人間らしさについて知ることのできる聖典です。
インドでは、本当に人気のある聖典です。
インド独立運動の父「マハトマ・ガンジー」はギ―ターを愛読書にしていたそうです。
18章を通じてのテーマは、「自分自身の本質とは何か?世界の本質とは何か?」について
①カルマヨガ(行為のヨガ)
②ニャーナヨガ(知識のヨガ)
③親愛・献身のバクティヨガ
3つの教えを理解するための、真実の知識と方法が書かれています。
一緒にバガヴァッドギーターを読み進んでいきましょう!