自分の中の良い人格を育むことが、幸せのための第一歩になる~バガバッドギータ―3章3節【強く生きるための智慧】

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月に1回のヨガ哲学の講義。
今月は、バガバッドギ―ターの講義でした。

バガバッドギ―ターって何?という方は、
コチラから

 

完全な幸せへの道は2つある。
バガバッドギータ―3章3節

 

最近は、自分が持っている
バガバッドギーター本の
意訳を比べてみることが楽しい。
すごく、簡潔な文章もあります。
漢字の違いで、ニュアンスが変わるところも

訳者の人の意図がかんじられるところ。

 

バガヴァンクリシュナは言いました。

「罪なき者アルジュナよ。
人が本当に自由になりたいと望んだ時、

その方法としてこの世界には、2つの方法がある。
これは遥か昔、世界が始まった時に、
私によって「ヴェーダ(聖典)」の中で語られた。

私は君に、真実の知識こそが人を自由にするといった。
これから語る2つの生き方は
どちらも同じゴールにつながっている。

最終的に知識によって
自分自身を理解し、人は自由になる。
1つの生き方は、すべての義務と権利を手放し、
知識だけを求める生き方
「サンニャシー(出家者)」として生きること。
もう1つの道は、知識を理解する知性を
準備するために、自分のするべきことを
正しい態度で行い、
社会の中で役割を果たし続ける生き方
「カルマヨーガ」である。
向井田みお
やさしく学ぶyoga哲学 バガバッドギーター

 

アルジュナよ。
この世には、二つの道があると、
私は初めに述べた。

思索を好むものには
知識の道(ジュニャーナヨガ)があり、

実践を好む者には、
行動の道(カルマヨーガ)がある。

熊澤教眞 訳

 

聖バガバッドは告げた。
アルジュナよ、この世には、
二種の立場があると、前に私は述べた。

すなわち、知識のヨーガによる
サーンキャ(理論家)の立場と、

行為のヨガによる
ヨーギン(実践者)の立場である。
上村勝彦 訳

 

スローカの発音

 

シュリーバガヴァーン ウヴァーチャ
ロケ スミンドヴィヴィダー ニシュター
プラープロクターマヤーナガ
ジナーナ ヨゲナサーンキャーナーン
カルマヨゲナ ヨギーナーン

 

śrībhagavān uvāca |
loke’smindvividhā niṣṭhā purā proktā mayā’nagha |
jñānayogena sāṁkhyānāṁ karmayogena yoginām || 3 ||

 

श्रीभगवान् उवाच ।
लोकेऽस्मिन्द्विविधा निष्ठा पुरा प्रोक्ता मयाऽनघ ।
ज्ञानयोगेन सांख्यानां कर्मयोगेन योगिनाम् ॥ ३ ॥

 

単語の意味


śrī-bhagavān uvāca — バガヴァーンは言った
(ここでは、クリシュナ神のこと)

loke — 世界に
asmin —この
dvi-vidhā —二種類の
niṣṭhā —信仰
purā —以前に
proktā —語られた
mayā —私によって
anagha — おお、罪無き者よ(アルジュナのこと)
jñāna-yogena—知識のヨガによって
sāńkhyānām —理論家
karma-yogena —行為のヨガによって
yoginām —ヨガ実践者

 

完全な平和のための道は、2種類ある。

 

知識の道(ジュニャーナヨガ)


例えば、ブッダのように
奥さんや、子供がいたとしても
社会的な義務や、権利を捨てて
知識(真理)を求めるために、
出家者となること。

 

バガバッドギータ―で言われる
「知識」「
真理」とは、
今現在でいう
スキル!ではなく、
自分の内側に向かうための
揺るぎのない教えのようなもの。

 

その知識は、混乱をもたらすものではなく、
あくまでも自分自身に
安らぎと、安定・平和を
もたらすためのものなのです。

 

 

 

行為の道(カルマヨガ)


バガバッドギーターの3章では、
主に、
この行為のヨガ=カルマヨガについて
話が進んでいくのですが、

 

私たち人間は、一瞬でも行為を
しないでいることはできない。
ココが凄く重要です!

 

人間として、生まれた以上は、
何らかの行為をしてしまう。
それが無意識であろうと、なかろうと
身体を使って、意識を使って
生きている限り、行為はしているもの。

 

だからこそ、この「行為」そのものに
意識を向けて、集中し、
役割を果たし、
淡々とそれを行うこと。

 

そのために、
行う練習のすべてが

ヨガであり、
生き方の練習
身体の練習
気持ち練習なんです。


行為=カルマは、

私たちの「考え」「意図」から
生まれるもので、
その「考え」は心から生まれる。



私たちが

マザーテレサのように
目の前の人のため、
自分の役割を行いたい。

見返りを求めずに、

その行為をしたいと
思っても、難しいことも
あるかもしれません。

 

心がいつも調子がいいとは限らない。
だからこそ、
身体と、心の両方から
コンディションを整えていく。

自分の役割を果たし、
責任をもって、その行為=カルマが
行えるように、たゆまぬ努力をすること。

 

良い人格が、人生の基礎になる。


話は急に変わりますが、

今夏のオリンピック、
皆さんは、アスリートの活躍を
ご覧になりましたか?


メダルを獲った方も、

惜しくも負けてしまった方も
終わった後のインタビューや、
前振り動画などで、
その人の人格や、人となりが見えて、
より深く感動したり、
ファンになったりしませんでしたか?

他の人に、影響を与え
完全に平和で、しあわせだという
大きなゴールを目指すためには、
まず自分の中の人格を
育み、高めていけるようにすること。

 

 

スモールステップから始めよう。


心が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。

 

この有名な言葉にもあるように、
人格を良いものに変えていくには、
心の状態を変えていく。

 

①奉仕をしたり、チャリティをすること。
相手を尊重し、
見返りを期待することなく、
「させていただいてる」くらいの
気持ちで行うこと。

これは、エゴを大きくしないための
大事なこと。


②相手を理解しようと心かける。
自分でコントロールできない
相手の性格や、行動については
怒ったり、悩んだりすることなく
事実として受け入れるようにする。

 

③小さなことから、行動に移してみる。

人にしてみる。
感謝の言葉を口に出す。
なんでもいい、小さなことからやってみる。

理解しているだけと、
やってみるのは大違い。

 

最初は、照れてしまったり、
何やったらいいかな?なんて
悩んだり、
恥ずかしいとか
いろいろ考えちゃうと思いますが、
努力が、努力じゃなくなる
習慣のところまで、

 

習慣が人格になるまで、
スモールステップで
自分の中の良い人格を
少しずつ育んでいきましょう。

ナマステ!

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