流されてしまいそうな時には、逆転の考えで乗り超えよう。ヨガスートラ2章33節

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月に1回の哲学の講義。
今月は、ヨガスートラのスローカより。
ヨガスートラって何?という方は、

こちら

 

 

逆転の発想と行動で乗り越えよう。
ヨガスートラ2章33節より。

 

 

マインドの集中がそれる考えが来た時、
逆の視点についてじっくり考える事に寄って
中和するべきである。

それは次のスートラで説明されます。
(FLOW ARTS 300TTCより)
 

 

(YOGAを邪魔する)初動的な考えに
流されそうな時は、逆転の発想と行動で
乗り越えましょう。

(向井田みお:やさしく学ぶYOGA哲学
ヨガスートラより)

 

Vitarkabādhane pratipakṣabhāvanam||33||

 

ヴィタルカ バーダネ
プラティパクシャ バ―ヴァナン

 

 

単語の意味

vitarka ヴィタルカ : マインドの集中がそれるような考え。暴力的なこと。執着。
bādhane  バーダネ : 動かされそうなとき
pratipakṣa プラティパクシャ : 相手に向かい合って、逆の視点で

bhāvanam バーヴァナン : 生産 育成 修習

 

 

困難にどう立ち向かうか?

 

周りの人間関係に恵まれていても、
毎日幸せを感じていても、
ちょっとした気のゆるみや、
衝動に動かされて、
否定的な考えや、行動が
出てしまいそうになる時があります。

 

心の葛藤と向き合うような場面に
出会ったとき。
逆転の発想と行動で、
自分の習慣を変えることができます。

 

最初は、うまくいかないかもしれません。
いろいろと、対処してみることによって、
心の中に居座っていた憎しみと、

嫌悪の感情と、
相手や、物事に対する負の感情から
自由になることができると思うのです。

 

自分軸で、判断しよう。

 

良いこともしっていますし、
控えるべきこともわかってる!

じゃあ、わかっていてもなぜできない?


大まかにいえば、こんなことが

私たちの中にあります。

 

【3つのできない理由】


①誰かに仕向けられたこと。

②自分の考えから。
③まわりの影響。

 

私たちは、この地球に社会に
1人で生きているのではありません。
いろんな人がいて、
たくさんの意見があります。

 


周りの人の考えや、意見を

どう受け取るのか?
どう反応していくのか?

 

規範や、基準になるものが
自分の中にないと、
何でもかんでも、

影響を受けやすくなってしまいます。

 

先ほどの3点を言い換えれば、

 

①理解力を使って、
行動していなかった。

②自分の理解不足だった。
③他人からの影響をうけすぎた。

 

身体に悪いけど、やめられない。と
ダラダラ食べ続けている
「甘いお菓子」も

 


それを食べることで、どんなふうに

自分の身体に影響があるのか?

 

分解するときに、ビタミンやミネラルを
無駄遣いしてる現実や、

中毒性などをしっかり理解すると、

手を伸ばす頻度も、量も、
そして、食べること自体も
なくなっていくかもしれません。


理解力の抽象度を上げて、

本質を見る。

 

周りの状況に影響を
受けすぎないように、

自分の中にある、
規範や、基準になるもの。

どんな生き方、
あり方をしたいのかを知ること。

 

 

暗闇の部屋で、あなたはどうするのか?


いつも楽しい、ムケーシュ先生の例え話。

真っ暗闇の部屋で、
私たちができること2つの選択。


①真っ暗だと、不満を言うこと。

②光をつけること。

もちろん、やることは②のほう。



 

そんなことわかってるよ!
という話なのですが、
こんなに簡単に行かないのが、
人間なのです。

 

早起きはしたほうがいい。
イライラしない。
いつも穏やかでいたい。
家族や、周りの人にも優しく。
清潔にして、部屋が片付いている。
食べ過ぎないほうがいい。

 

分かってはいるけど!

 

お友達のことをうらやましく思ったり、
期限が決まってるのに、
やる気がでなくて、
スマホを触ってしまったり。

心はフワフワしているもの。


ヨガ哲学で、学ぶ「心」はフワフワして

移ろいやすいもの。

「女心と秋の空」ではなく、

「人間の心は、秋の空」ぐらいに
フワフワして、動くものなんです。

 


いいことも、悪いことも、

しょーもないことも、
何でも考えたい。

 

 

これは、心のもつ「性質」なので
マジか!と悲しくなる必要はなく、

 

どうやってコントロールするのか?
ということろに、フォーカスを
合わせることが大切なのです。

 

良いことに自分(心を)
結び付けるようにしないと・・・
違うことに興味をもってしまう…

 

 

私たちは「どう生きるのか?」


良いことって何?と考えると

実は、基準や指針と
なるものが難しくなります。


なぜなら、
「良いこと」の基準は、

伝統や時代背景、文化によって変わりますし、

 

ルールは状況によって
簡単に変化してしまいます。

 

では、私たちは、
何を規範にすればよいでしょうか。

 

それが、このスローカの前にある
ヤマ・ニヤマの教えです。

 

ヤマ  社会的なルール。


①Ahimusa(アヒムサ)… 非暴力のこと。

インド独立の父マハトマ・ガンジーが提唱したのも、
このアヒムサ。

非暴力は周りの人にも、
暴力を振るわないことはもちろん、
言葉の暴力も振るってはいけないし、
自分自身にも暴力的な(いたわらない)
行動をしないことと言われています。

 

②Satya(サティヤ)… 嘘をつかないこと。
ただし正直に話しすぎて
人を傷つけてしまうならば沈黙も大切なこと。
どの様に伝えるかも大切な事です。

 

③Asteya(アスティヤ) … 盗まないこと。
物質的なことはもちろん、
時間を守ることも含まれます。
他者の大切な時間を
奪わないように気を付けましょう。

 

④Brahmacharyam(ブラフマチャリヤ)
… 禁欲・規則正しい生活をする。
ブラフマチャリヤは禁欲と訳されていますが、
現代ではパートナーとの正しい関係を保つ
というように理解されるようです。

 

⑤Aparigraha(アパリグラハ)
… 不要なのを抱え込まない。
貪らないこと。
必要のないものをたくさん買うなど。
欲張らないこと。

更には考え方の部分で、
固定概念を捨てること。

断捨離も、
このアパリグラハから来ています。

 

ヤマ Yamaはどんな時でも、
どんな生き物に対しても、
どんな場所でも守ること。
実践するべき規律。
社会的なルール。

 

 

ニヤマ 自分がどうあるべきかの指針。

 

①Saucha (シャウチャ)… 清潔に保つこと。
身体、住んでるところ、身につけるもの、
心や、頭の中もすっきりとさせること。

 

②Santsya(サントーシャ) … 与えられたものや、
状況、人々とのつながりを受け止め、
そこから学ぶ姿勢、態度を持つこと。

 

③Tapas(タパス)… 規律正しさ、苦行。
修行など困難やことでも実行する。
自分の成長として受け止めること。

 

④Svabhayaya(ソワディヤーヤ)
… 真実の知識を学ぶこと。
自分の本質、自分自身とは何か?
どのように生きるべきかなど。

 

⑤Ishvara pranidahana(イシュヴァーラ プランダーニ)
… 祈りや、毎日の感謝をささげること。
万物に対し感謝と
尊敬の気持ちを持って接すること。

 

ニヤマ  Niyamaは、自分がどうあるべきかの指針。

 

ヤマ・ニヤマが含まれる8支則は、
こちらからどうぞ。

 

最初は、形からでもいいかもしれない。


イライラせずに、毎日穏やかに過ごしたい。

もちろん、私もそう願っています。


でも、そんなふうになれない!と

悩むときには、


形から入ること。

真似してみること。


運動を始めるとき(ヨガとかね。)

まずは、かわいいウエアを買ってみること。
着替えてみること。
こういうの女子は大事!

 

いつもニコニコしてる人の
真似をして、
口角を上げて笑ってみること。

 

2020年は、新型コロナウイルス感染によって
心身共に、疲れとイライラのたまる
1年となりました。


それでも、元気に生きていることができる。

まずは、そのことに感謝をして、

 

自分の中にある嫌悪感や、嫉妬
暴力的な考えにサヨナラするべく
行動を起こしていきましょう。


マスクの下も笑顔で。

 

ナマステ!

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