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哲学クラスの学びをまとめています。

ヨガスートラ1-33:曇りなき目で物事をみるには?

 

マイトリー カルナー ムディタ ウペーチャナンム
スッカドュッカ プンニャ アプンニャ ヴィッシャヤーナン 
バーヴァナータハ チッタ・プラマーダーサーダナン 1-33

 

maitrī karuṇā mudito-pekṣāṇāṁ
-sukha-duḥkha puṇya-apuṇya-
viṣayāṇāṁ
bhāvanātaḥ citta-prasādanam ॥33॥

世の中には4つのタイプの人がいます。
幸福な人には友好的に、悲しむ人には思いやりを、
徳をつむ人には喜びを、不徳な人を無視することによって
チッタを浄化します。(FLOW ARTS TTC300より)

単語:意味

maitri = 友好的 friendliness
karunā = 思いやり helpfulness
mudito = 喜ぶ pleased
upeksanam =無視する ignoracce
sukha = 幸せ happiness
duḥkha =悲しみ sad
punya = 徳がある successful
apunya = 不徳なひと sinner
visayānam = 姿勢 態度  situations

解説

世の中には、大きく分けて4つのタイプ人がいます。
そのタイプとは
①幸せな人
②悲しむ人
③徳をつむ人
④不徳な人

幸せな人には、
友好的な態度をとり、
悲しむ人には、
思いやりを持った態度で接し、
時間があれば助けてあげる。
徳をつむ人には、喜びと感謝を表し、
感謝をする。
不徳なひとは、
無視をして巻き込まれないようにすること。

私達は、幸せな人を嫉んだり、
不徳な人を見たら一緒になって
悪い道に入っていこうとする。
自分に何が足りていないのか?
どんなことに正しい態度になれないか?
を見極めることも必要です。

 

そして、不徳な人というのは
正しい道を知っているのに、
そのことを行わない人のことです。
正しい行い、道を知らないことではありません。
⇒アヴィディヤー【無知】と同じですね。

 

間違えることは、問題ではなく、
何度も間違えることや、
正しい答えを知ったうえで
間違った道を進むことを
やめない人の事を言います。

 

私達の大切なエネルギーや、
時間、努力を不徳なひとに使わなくてもいい!
⇒これすごく重要!

エネルギーの無駄遣いや、
正しいことに使うことも

自分の心の状態(チッタ)を整え
浄化するためには大切なことだと書かれています。

 

まとめ

ヨガを行うと周りの人みんなに
優しくしないといけないのかな?と
悩むこともあるのですが、

パタンジャリ先生によると、
エネルギーの正しい使い方を
学び自分自身のエネルギーを浄化するためには、
4つの姿勢・態度であって良いと教えてくれます。

 

まずは他人との違いを認め、
そして自分自身を努力で
成長させることで嫉妬心や、
劣等感から解放されること。

 

そのためにヨガの練習を続けて、
自分の状態を俯瞰していきましょう。

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