Pocket

バガヴァッドギーター 2章38節より

sukhaduḥkhe same kṛtvā lābhālābhau jayājayau |
tato yuddhāya yujyasva naivaṁ pāpam avāpsyasi ||

सुखदुःखे समे कृत्वा लाभालाभौ जयाजयौ ।
ततो युद्धाय युज्यस्व नैवं पापम् अवाप्स्यसि ॥

貴方は、戦いのために戦いなさい。
幸せか苦痛か、失うのか得るのか、勝つか負けるかなどを考える事なく。
そしてそうすることによって、罪を受けることなどない。

(FLOW ARTS 300TTCより)

意味

sukha 幸福 幸せ
duhkhe 苦痛 不幸せ
same 等しい、同等の
lābhālābhau 得失を、損得を
jayājayau 勝敗を
yuddhāya 戦いのために
yujyasva 集中せよ
evam そんなふうに
pāpam 罪を
avāpsyasi 得る、入手する

 

解説

すべての行為は、結果があります。
しかしその結果は目に見えて現れるもの。現れないものがあります。
そして、また結果が自分の思ったとおりでないものもあります。

だからこそ、私たちは行為そのものに集中して全力を尽くすべきです。
未来のことを考えすぎず(結果にとらわれすぎず)行為そのものに集中し、
良い考え(意図、思い)で行為を行えるようにしていきましょう。

行為を好き嫌いの感情で行うことなく、全体の調和のために行うように心がけます。

例えば、アーサナの練習を
上手くなりたい!上級ポーズのためだけに行っていたら、
出来るようにならないことや、上手にできる人を見て自信を失うかもしれません。
ですが、自分の成長や(可動域の広がりなど)
練習そのものに集中していたら、私たちは、自信を失うことはなく、
結果がすぐに表れなくても練習を続けることができるでしょう。

まとめ

結果ではなく行為そのものに集中し、好き嫌いの感情で判断することなく
全体の調和のために行為を行うようにしましょう!

すべての行為を行うときの自分のマインド・心の状態をチェックして
良い考え(意図、思い)で行為が行えるように、気持ちを変えていきましょう。

そのためには、継続的に行うヨガの練習が効果的です。
精神的なヨガの練習(サーダナ)を行い、自分自身を浄化し行為を行うときの
考え・思いが純粋なものになっていくようにヨガ練習を続けていきましょう!

Follow me!