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ヴァガバッドギーター 2章13節より

dehino ‘smin yathā dehe kaumāraṁ yauvanaṁ jarā |
tathā dehāntaraprāptir dhīras tatra na muhyati ||

 

देहिनो ऽस्मिन् यथा देहे कौमारं यौवनं जरा ।

तथा देहान्तरप्राप्तिर् धीरस् तत्र न मुह्यति ॥

 

形態を得た魂は、常に過ぎていく。この身体も幼少期から青年期、
老年期となっていく様に、死を迎えたら他の肉体に移る。
落ち着きを持つ者は、このような変化に当惑しない。(FLOW ARTS300TTCより)

意味

dehino 個我にとって、自我にとって。個体の本質としてのアートマンのこと。
asmin ここにおいて
yathā 〜のように
dehe 身体において
kaumāram 子供時代、幼少期、
yauvanam 青年時代、青年期
jarā 老い;老年期
dhīras賢明な、思慮のある
tatra それのために、その場合に
na 〜でない
muhyati彼は困惑する

解説

このスローカは、人生の現実について書かれています。
私たちの本質である魂は、子供から青年期、老年期と過ぎていく。
老いは生きている全員に起きることです。

肉体が古くなっても、自分自身の本質や魂は古くなったわけではない。

肉体が古くなる⇒老いると感じるのは、肉体そのものではないから。
少し逆説的な感じがしますが、私達は肉体を持物として所有しています。

 

まとめ

ヨガの学びでは、一貫して肉体は自分自身ではないと伝えています。
私達は、さまざまなことを経験しますが、経験そのものではない。
本質を知り、人生の現実を知ることで自分のやるべきことがクリアになります。

心が平和で落ち着いたは、外からの状況に影響を受けません。

外側に起こる問題や、状況は自分自身ではないということを認識し、
距離を保ち、客観視することが重要です。

心の平安を保ち、周りの状況をしっかりと見つめ解決策を探しましょう!

 

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