ヴァガバッドギーターの学び 2章2節より
śrībhagavān uvāca |
kutastvā kaśmalamidaṁ viṣame samupasthitam |
anāryajuṣṭamasvargyamakīrtikaramarjana || 2 ||
श्रीभगवान् उवाच ।
कुतस्त्वा कश्मलमिदं विषमे समुपस्थितम् ।
अनार्यजुष्टमस्वर्ग्यमकीर्तिकरमर्जन ॥ २ ॥
親愛なるアルジュナよ、その不純物はどこからあなたの元へ来たのか?
それは人生の価値を知るものにふさわしく、天国に行く事もなければ
不名誉の原因となる。(FLOW ARTS300より)
単語の意味
kutas どこから、どんなふうに、
tvā あなたに
kaśmalam 臆病は、弱気な ⇒ 戦わないこと
idam これは
viṣame この危機
samupasthitam 到達する
anārya 人生の価値を知らない人
juṣṭam 導かれた
anāryajuṣṭam それでは天国にいけない
asvargyam 天界に導かない。
akirti 不名誉
karam 原因となる
akīrtikaram 不名誉をもたらすこと。
arjuna アルジュナよ
解説
国を守るのが戦士の仕事であり、戦場にいるのであれば戦うべき。
ティーチャーコースの時にも、この戦争=戦うということに対して
アヒムサ(不殺生)のヨガの教えに反しているのではないか?
という質問がありました。
前回の解説ににも書きましたが、戦争という一番極端な設定が選ばれているとこうこと。
自分の義務(ダルマ)をどのように果たすのか?
放棄してはならないということ。
そして、どんな小さなことでも自分の果たすべき義務を行うべきであるということ。
クリシュナは「目の前にある義務を果たせ!」と伝えます。
まとめ
私たちのするべきことは、常に目の前にあることでわざわざ探しに行く必要はありません。
結果にこだわらず、自分の義務を全力で行うこと。
目の前にある義務を全力で行うために、
真実(本質)を知り、
外側の状況に影響を受けることなく、行為そのものに
集中できるようにヨガの練習を続けていきましょう!