トなるハタヨガプラディピカーのTTC300での
学びをまとめて書いております。
ヨガの障害となる6つの条件について
ハタヨガプラディピカー1-15では、
ヨガの障害となる6つの原因について書かれています。
ヨガの妨げとなる6つの原因は、食べすぎ、
努力のしすぎ、言動が多すぎる、
ルールに執着しすぎる、集団、不安定な心です。
(FLOWARTS 300TTCより)
Atyāhāraḥ prayāsaśca prajalpo niyamagrahaḥ|
Janasaṅgaśca laulyaṁ ca ṣaḍbhiryogo vinaśyati||15||
①アティヤーハーラ 食べすぎ
どんな良い食べ物(ベジタリアンだったとしても)
食べすぎることは、良くないことです。
お腹がいっぱいになると、身体の動きは緩慢になります。
そして動くことが嫌になり、集中することが難しくなります。
ランチにご飯を食べすぎて、午後から眠くなって
仕事に集中できなかったという経験が
だれしもあるのではないでしょうか?
現代では、胃は常に働き続けた状態になっています。
節度を守って食事をとるように心がけましょう。
消化力は、人それぞれ。仕事の量も違います。
自分にあった量を頂きましょう。
②プラヤーサ 働きすぎ・努力のしすぎ(考えすぎること)
働きすぎること・考えすぎることも
身体の疲れの原因となります。
どんな良い考えでも
他の人のためになることでも
お休みことをしないと、思考が
忙しくなりすぎてしまします。
私達の思考が忙しくなりすぎると、
人の意見を聞くことも出来なくなります。
良い考えで自分の行動を行えるようにするためにも、
〇〇すぎる!ということがないようにしましょう。
ヨガは、どんなときにもバランスを整える。
働かなさすぎも、働きすぎもダメです。
自分の体調に気を配り、
自分自身が健康な状態であってこそ
他の人たちの役に立つことが
できるようになるでしょう。
③プラジャルポ 話しすぎ
話すという行為がダメなのではなく、
エネルギーの使い方を考えなさいということです。
女性の方は少し耳が痛い話のような気がしますが、
人の悪口・ゴシップなどの意味のない
おしゃべりで大切な時間や、エネルギーを
無駄遣いせず正しいことに
自分自身のエネルギーを使うこと。
ヨガの練習や、他人のための働くことに、
エネルギーを使いなさいということです。
ただし、他人とコミュニケーションは大切なこと。
大切な家族、友人・知人との時間は
大事にしていきましょう。
④ニヤマーグラハ 戒律への執着
戒律や、自分の決めた約束事に
執着しすぎることも
良くないことだと言われます。
こだわりが強すぎると、
そこに「執着」がうまれ、
心が硬く狭くなっていきます。
ヨガの練習は、すべてのことの
「執着」をなくすために行うもの。
これじゃないとダメ!という
条件を作っていくことは
自分の居場所を小さくしてしまいます。
意識を広く持ち、何事にもオープンな心で
取り組むためには柔軟性を持つことが必要です。
周りの状況によって、ヨガの練習がままならず、
何もかもがうまくいかない時もあります。
そんな時も落ち込みすぎず、
淡々とその状況に合わせて
やるべきことをしていけるように
できるといいですね。
⑤ジャナサンガ 悪い集団・一般の人との交流
ネガティブな意見の人や、良くないことを
言う人する人たちを避けること。
本来は自分と意見の合わない人でも
なんとなく、「合わないな~」と思うだけで
スルーすると良いのですが、
自分自身が弱く、
心が安定していないと、
意見が合わない人や批判的な人と、
合わせることが難しくなってきませんか?
そんな時には、迷わず距離を取ります。
私達の人間関係は、私達自身を
映し出す鏡であり、そして、鑑と言えます。
自分の心が安定してくれば、
どんな批判的な人と一緒にいても
影響を受けないようにすることが
できるようになるでしょう。
⑥ラウリャ 不安定な心
「mindの正姿勢」どんなことも内側の心が
安定しないと楽しむことはできません!
たとえ、だらだらテレビを見て
ソファーで過ごすことでさえ、
心が安定していないと
楽しむことが出来ないのです。
自分の人生を楽しむため、エネルギーを
正しく使えるようにするために、
ヨガアーサナの練習を行っています。
まずは、ヨガアーサナ身体の外側の
正しい状態を整え、
内側の心安定した状態を
保てるようにする。
心が不安的な時には、
外の状況に影響されて
不必要な考えが浮かび、
それに支配されてしまいます。
外の状況に揺れ動かされない、
安定した心を培うために
ヨガの練習を続けていきましょう。
6つの障害:まとめ
6つの障害は、完全なヨギになるために見直すべき習慣です。
これらの6つを学ぶことで、
人生に何が必要かを理解することが出来ます。
必要でないものを手放し、自分自身の生活を
規律を持ったものにしていきましょう。