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哲学クラスの学びをまとめています。

ヴィヤッディー スティヤーナー サムシャヤー プラマーダー アーラッシャー アビラディ
ブラーンティ ダルシャナー アラッブダー ブーミッカオワートワー 

アナスワティータットワーニー 1-30


 

vyadhi styana sanshaya pramada-alasya-avirati
bhrantidarshana-alabdha-bhumikatva-anavasthitatvani
chitta-viksepah te antarayah ||30||

 

マインドに起こる障害とは、病気、心の障害、怠惰、
疑い、不注意、無精、不摂生、間違った認識、不安定です。
(FLOW ARTS TTC300より)

単語:意味

vyādhi = 病気 illness
styāna = こころが冴えない mental laziness
saṁśaya = 疑い doubt
pramāda = 不注意 carelessness
ālasya = だらだらする sloth
avirati = 物への依存や執着 desire
bhrānti = 間違った error
darśana = 認識・意識 opinion
alabdha-bhūmikatva =目標を見失う
anavasthitatvāni = 不安定 矛盾 inconsistency
antarāyaḥ = 障害 obstacle

解説

ヨガの達成の障害となる9つの原因は、
①身体的な病気
②心が冴えない。モチベーションがない。
③疑い、疑問⇒恐怖の小さな種となる。
④不注意で集中ができない。
⑤身体的な怠惰・無精な状態
⇒やるべきことをせず、だらだらする。
⑥執着する
⇒イライラを解消しようと別のものに執着する
⑦間違った認識をする。盲目
⑧目標を見失う。
⑨継続できず、不安定になる。

病気がありコンディションが良くないと、
モチベーションが下がり、疑いや疑問が生まれる。
心がさえないと、不注意になって
身体的な怠惰につながる。
イライラを解消しようと、
物や外のものに依存し、
間違った認識を持って目標を失う。
最終的には、ヨガを続ける意欲を失って不安定になる。

まとめ

これら9つの原因は、
どんな人間にでもあるヨガの障害となるものです。
ヨガスートラがまとめられた紀元前でも
現代と同じように、
こころの状態が細かく分析されていたことがわかります。
私たちにも、当てはまる9つの状態。
原因を知ると、それらを解決する道が見つかります。

ヨガの練習・実践を通して、
9つの障害を取り除いていきましょう。

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