ヨガ哲学の学び。
ヨガスートラ 2-7:【執着・欲望】ラーガとは何か?
スッカー アヌシェイ ラーガハ
sukha-anuśayī rāgaḥ ॥7॥
喜びを追いかけることが執着になります。
(FLOW ARTS 300TTCより)
単語:意味
sukha = 幸せ luck
anuśayī = 信じる faith
rāga = 欲望 desire
解説
私たちには、欲望があり、
もちろん正しく使うこともできます。
本能だけで動くことはなく、
お腹がすいている人がいれば
食べ物を与えることも出来ますし、
分け合うことも出来るでしょう。
便利な世の中にしたいと考える力(欲望)が、
世の中をより良くしていく
技術の源になっていくと言えます。
ただし、望みが強すぎたり、
手に入れるためにどんなことでもしたい!という
気持ちが芽生えると危険です。
欲望に執着しすぎると生まれるのが
ラーガ(執着・欲望)です。
望みや、願望、何かを成し遂げたいと
思う気持ちは、私たちを成長させてくれます。
ですが、願望に執着しすぎないこと。
いつでも、自分の行為だけ
専念して行うことが大切です。
まとめ
心の状態を安定させて
自分の内側をよく観察すること。
哲学を学び、本来の心の状態や、
自分自身について知っておくこと。
外側からの影響を受けず、
安定し平和な心を保ち、
自分の人生を、成長を楽しむことが出来るように
ヨガの練習を続けていきましょう!